アイル通信 8月号 「会議が変わればまちが変わる?」

2013-07-24

「会議が変わればまちが変わる?」

 早いもので、私が市民活動に参加を始めてから10年が経ちました。この間、平均して月に5回以上の会議に参加をしてきましたので、10年間で600回以上の会議に出たことになります。この10年間の会議を思い返すと、とても刺激的でわくわくするような会議から、早く終わって欲しい、もう二度と参加したくないと思う会議まで、ほんとうに様々な会議に参加してきました。

 そして分かったことは、会議の善し悪しが確実に結果に影響しているという事です。では、どうすれば前向きで活発な意見が出て良い結果を生む会議ができるのでしょうか。今回のアイル通信では、私が参加した会議の中で参考になる方法をいくつかご紹介したいと思います。

 •初対面の人が多い会議に「アイスブレーク」

 最初に緊張している参加者が意見を言いやすくするための「アイスブレーク」という方法がとても有効です。「アイスブレーク」とは文字通り「氷を溶かす」という意味で、緊張をときほぐすための手法です。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作るために、簡単なゲームなどを行います。このとき隣の人や数名のグループで話をしたり、行動することで周りの人たちと打ち解けることができるのです。初めて会った同士が仲間であるという意識を植え付けると、それまでの緊張が一気にとけて、会場の雰囲気ががらりと変わります。

意見を出しやすい雰囲気づくりに「ワールドカフェ」

ワールドカフェは5、6人単位で1つのテーマを一定時間話し合い、終わったらメンバーを取り替えて、また話し合うことを繰り返します。メンバーを変えながらグループで話し合いを続けることで、あたかも参加者全員で話し合っているような効果が得られ、グループ内で全員が話をするルールを設けることで、すべての人が意見を述べる事ができます。また、テーマを会議の内容にすれば、会議の本題にも取り入れる事ができます。

全員が意見を言える「グループワーク」

 会議が少人数の時は、みんなが意見を言う機会がありますが、大人数になるとなかなかそうは行きません。どうしても発言する人が片寄ってしまい、声の大きな人の意見に流されることがあります。そのような事が起きないように、参加者全員が意見を言える場を作る必要があります。

 その手法として使われているのが、数名に分かれて意見を言い合うグループワークや、模造紙を使い参加者各自が意見を付箋に書いて貼る方法などがあります。

「ファシリテーション」

 特にすぐれた会議運営だと思っている方法が、「ファシリテーション」です。ファシリテーションとは、運営側と参加者の中間の公平な立場のファシリテーターという人が、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートし、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法です。私もまだまだ勉強中なので、上手く伝える事が出来ないのが残念ですが、興味のある方はぜひ調べていただければと思います。

 このような会議手法を上手く使い前向きで活発な議論ができれば、協働のまちづくりや町内会運営などは今までと大きく変わるのではないかと感じています。

               NPO法人えにわ市民プラザ・アイル 理 事 久保 純一

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